憧れ
ちょっと前に話題になったこと。
大谷翔平選手がWBC決勝前にチームメイトに伝えた一言で
「憧れることをやめましょう」
こんなに偉大なスーパースターの日本代表でも憧れるんだって思った瞬間。
ふと、自分の選手時代ではと思い返した。
高校入学当時、近畿高校選手権のリレーの招集所には、近大附属の超有名人たちが目の前に(千葉すずさん、宮地祥子さん、井本直歩子さん、安井久登さんなどなど)
見ただけで凄って思ったり、
その場にいるだけで緊張したり…
倉敷を離れ
水泳で速くなるために
強くなるために
寮生活を始めたけど
有名人を見るだけで
うかれたり
緊張したり
リレーで泳ぐのに…
結果的に
リレーは全然ダメでした
その年の
一年生の
インターハイでも
同じ
福田浩士さん
倉澤利彰さん
カッコいい
勝てないなぁ
速いなぁ
って思ったし
会っていないのに
プログラムに同じ種目に
名前があるだけで
緊張もしたし
戦う心の準備なんて全くできていなかった
そんな状態で
良い結果なんて
出る訳がない
その一年生のインターハイ
4×200mリレー
メンバー落ちして
チームの控え場所で荷物番
応援すらできなかった
めちゃくちゃ悔しかった
でも
この経験によって
悔しさを原動力にして
強くなれた自分がいる
本当の意味で
戦う準備をすれば
憧れが消え
勝ちたい
勝つ
気持ちが高まる
戦う準備が
練習からできる
勝ちたいなら
憧れを持たない
アトランタ五輪
4×100mメドレーリレー決勝
隣はロシア
フリーには
ポポフ
当時の100m自由形世界記録保持者であり
50m自由形、100m自由形で五輪連覇している
世界最速の選手
憧れはなく
どこまで勝負できるか
やってやろう
やれるところまでやってやる
って思いながら
スタート台に立っていた
気がする
勝負の場で
憧れはいらない
大谷選手の言葉で
思い返せることができた
大谷選手に感謝
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